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県西総合病院

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薬剤科

薬剤科は薬剤師6名で構成されています。
平成5年より、県内では9番目に理学療法等(投薬)施設基準の承認を取得して病棟業務(いわゆる400点業務)を開始しました。さらに平成12年8月より、漸次、院外処方せんを発行して同年10月から全面発行に踏み切りました。現在の薬剤科業務は入院患者に対する「薬剤管理指導業務」とそれに伴うチーム医療の実践が大きなウエイトを占めています。
【薬剤管理指導業務ついて】
外来患者の調剤待ち時間については外来処方箋が以前と異なり院外処方箋となり、院内における外来患者の調剤待ち時間は大幅に減少しました。また数少ない院内で調剤する患者様には平成13年4月よりファインフォトDIプラス(医薬品卸:福神)を用いて「薬剤情報提供」を開始し、患者様に薬剤(写真付)の名称や用法用量及び副作用など注意していただきたいことを記載した情報提供書を添付し薬剤科内のコンピュータにおいて薬歴を管理しています。
【注射薬の混合業務について】
これまでは医師・看護師が病棟・処置室で注射薬を混合し投与していました。平成17年度より薬剤師が抗悪性腫瘍剤(抗がん剤)の混合を行うことで医療安全の向上、院内感染の軽減に努めています。更に業務を展開し、平成19年度から中心静脈栄養注射薬(TPN)の混合も行っています。
【DI(Drug Information)業務について】
いままで不定期・不規則であった医薬品の情報伝達を上記の薬剤管理指導業務の一環として専任の薬剤師がDI業務を行うことにより当院採用医薬品の副作用情報や医薬品の添付文書改訂のお知らせや相互作用情報(インターネットによる医薬品卸:福神ファインプラザ参照)や臨時採用医薬品の情報提供を定期的かつ規則的に院内各部門に情報を伝達できるようになっています。またDI業務にいち早くインターネットを活用し中毒情報はもとより国内外の医薬品副作用情報や国内の新薬情報、長期投与薬剤情報、厚生省副作用情報など迅速な収集・伝達が可能となっています。
■DI室発行の主な情報■
  1. アイフィスより(東京大学大学院薬学系研究科医薬品情報学講座の情報):(週1回)
  2. 添付文書改訂情報(セーフDI):(週1回発行)
  3. 当院採用医薬品のみ改訂速報(福神クリッピングサービス):(週1回発行)
  4. 医薬品医療機器機構より医薬品・医療機器等安全性情報(月1回発行)
【医薬品管理業務について】
医薬品の在庫管理については、従来手書きによる医薬品在庫管理でありましたが事務処理の軽減を目的として、平成2年にJM−NET医薬品在庫管理システムを導入したことにより迅速な事務処理が可能となりました。また平成8年にはJM−NETをバージョンアップさせたMEDIOS−Kシステムを導入したことにより医薬品在庫管理(受注・払い出し・発注)に必要とした時間をさらに軽減させることができました。またこのシステム導入により注射薬を含む内服薬・外用薬などの入・出庫を箱単位にしたことや発注業務のデータをバーコードで処理するシステムに切り替えたことで事務処理時間が大幅に削減されました。さらに平成14年からは医薬分業による医薬品の小包装化に伴う事務処理軽減のために東邦薬品システムサービスによるENIFwin在庫管理システムを導入し在庫医薬品の検索や発注・入庫システムが簡単にできるようになり、在庫金額の軽減も可能となりました。
【外来患者の調剤待ち時間について】
外来患者の調剤待ち時間については外来処方箋が以前と異なり院外処方箋となり、院内における外来患者の調剤待ち時間は大幅に減少しました。また数少ない院内で調剤する患者様には平成13年4月よりファインフォトDIプラス(医薬品卸:福神)を用いて「薬剤情報提供」を開始し、患者様に薬剤(写真付)の名称や用法用量及び副作用など注意していただきたいことを記載した情報提供書を添付し薬剤科内のコンピュータにおいて薬歴を管理しています。
【薬事審議会について】
薬事審議会については、新規採用医薬品数の抑制及び事務処理の軽減を目的に平成7年度から開催頻度を漸減し平成9年度からは年2回の開催とした。また開催の都度、新規採用品目数よりは採用中止品目数の方が多くなるように薬剤科から使用数量の少ない医薬品をリストアップして討議したり、採用中止を決定したり、新薬採用と引き替えに採用中止となった医薬品は使い切るまで新薬を使用することができないシステムにしたのでデッドストックは概ね解消されました。また現在は院外処方箋を発行したことで外来処方箋は医師の裁量で薬価収載されている医薬品は初期に所定の手続き(医事課コンピュータ登録)をすれば処方できるようにしたことで新規採用申請数は大幅に減少しました。
しかし、医薬分業以前は医薬品在庫管理システム及び薬事審議会がスムーズに機能して新規採用品目数は抑制され不良在庫数は減少しており薬剤科における一ヶ月の在庫金額は約7〜8日分程度に維持されていましたが、医薬分業による院外処方箋発行により在庫管理が小包装の採用等で対応が今まで以上に難しくなっています。
【患者様へのお願い】
医療行政の制度変更に伴い後発医薬品が普及し、医薬品の数は膨大なものとなっています。またかかりつけ薬局もより身近な存在として認識されてきました。外来を受診されるときは、保険証と一緒に必ず「お薬手帳」を携帯して下さい。「お薬手帳」の情報が、薬を調べるための待ち時間の減少や、危険な薬の飲み合わせの回避及び無駄な医療費の削減に役立ちます。
また入院される患者様は必ず当院・他の医療機関で処方されたお薬を持参するか、お薬手帳または医薬品情報提供書を提示して下さい。当院・他の医療機関で処方されたお薬を持参されないと院内薬局の採用医薬品では対応できない場合や、余分な薬剤費がかかるなど患者様に不快な思いをさせてしまうことが考えられます。
【今後の課題について】
今後の当院薬剤科の課題は、入院患者に対する薬剤管理指導業務の充実、地域の調剤薬局との連携を深め退院患者の服薬指導の充実や薬剤コストの削減などがあります。
平成9年4月からは薬剤師法第二十五条の二が改正され「薬剤師は販売又は授与の目的で調剤したときは、患者又は現にその看護に当たっている者に対し、調剤した薬剤の適正な使用のために必要な情報の提供をしなければならない。」と義務づけられたことを踏まえ、私たち県西病院の薬剤師はその職能を生かすとともに責任の重大さを再認識して薬剤師としての職務を遂行しなければならないと考えています。
また、現在のシステムでは休日は薬剤師1名で対応せざるを得ない状況で、二重監査をすることができないため処方監査・調剤監査において調剤ミスのリスクをひしひしと感じておりますが、今後、勉強会や講習会・講演会などを通して、更なる薬剤師としての質の向上に努めたいと考えております。



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